アイサ研修報告② 権利保護研修「作品を使ったグッズづくりと権利のことを学ぼう」

体験を通して学べるプログラム、権利保護研修「作品を使ったグッズづくりと権利のことを学ぼう」を実施しました!

12月16日(水)、やまなみ工房(滋賀県)にて、福祉施設の実践報告やワークショップ、弁護士の講義を通して、障害のある人の作品を利用してグッズをつくるためのノウハウについて学びました。

まず初めに、アート商品の制作や販売に取り組まれているやまなみ工房の早川さんより実践報告をしていただきました。
やまなみ工房では、企画から製造、販売までを施設で行う自主制作だけでなく、デザイナーによるデザイン・製造や、依頼者への作品提供によるグッズ展開に取り組まれています。それぞれの良いところ、必要になることを具体的にお話しいただきました。また、様々なグッズ制作に取り組まれている背景には「その人がしたいこと、楽しいことを伸ばしながら仕事につなげたい」という思いがあることをお聞きしました。

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実践報告の後は、グッズ制作のワークショップを行いました。
株式会社タケコマイの竹岡さんより、グッズ制作の目的や手順についてお話いただいき、用意された作品画像に合うグッズを考えるワークを行いました。「この作品にはこのグッズがいいかな」と、作品とグッズの特徴を考えながら様々なアイデアが出ていました。

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次に、作品画像をグッズを型取った紙に張り付けて、グッズ制作を体験しました。参加者の皆さんは、楽しみながら集中して取り組まれ、あっという間の制作時間となりました。完成したものはどれもアイデアが詰まったもので、全員の制作物を見て回りながら「これいいね!」「なるほど、こんなグッズもできるのか!」と感心する声が聞かれました。
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次に、北大津きぼう法律事務所の平塚弁護士から、作品の二次利用に関する著作権等の基礎講義をしていただきました。著作者の権利とは何か、二次利用にあたって意識すべきことなど、具体的な例を交えながら分かりやすく話していただきました。
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最後に、質疑応答の時間の時間を持ち、参加者の皆さんからの質問に、講師の方々から一つ一つ丁寧に答えていいただきました。

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「著作権に気を付けることや、グッズを作る過程を学べたのでやってみたい」「作品を商品として作り上げるための方法や気づきがあった」「ワークショップはとても楽しかった。二次利用に関する著作権の内容も大変勉強になりました」「グッズ等作る時、本人の気持ちをより大切に考えられるかと思う」など気づきや学べたことについてたくさんのコメントをいただき、皆さんの今後の支援活動等につながっていく研修になりました。