舞台芸術団体の訪問調査レポート⑧【Dドラファミリー】

アール・ブリュットインフォメーション&サポートセンター(アイサ)では、音楽や演劇、ダンス等の舞台芸術分野で活動する団体の活動の場を訪問し、活動に関する情報やニーズを把握する調査を実施しています。ここでは、訪問調査を行った団体の活動の様子をご紹介します。

音楽の不思議な力を伝える【Dドラファミリー】

多賀町中央公民館(多賀結いの森)を拠点に、楽器演奏の練習に取り組むグループ「Dドラファミリー」。6名のメンバーが集まり、練習に向かうその真剣な表情からは、大好きな音楽に対する意気込みが伝わってきます。

Photo 今取り組んでいるのは「虹」という曲です。出だしのメロディが難しく、その部分を集中して繰り返し練習。設立当初からDドラファミリーを指導してこられた伊東先生の指示を聞いて、キーボードやドラム、タンバリンやカスタネットなど、自分の担当する楽器の音をていねいに全体の音に重ね、みんなで曲を作っていきます。

結成から18年を迎え、伊東先生は「メンバーの大きな成長を感じています」と話されます。上手く演奏できない時など気持ちが崩れていた子どもたちが、今では自分で気持ちを立て直すことができるようになったり、上手くいかないところを「家でも練習してきます」と答えたりするほど成長しています。一人ではできない、音と音を重ね合わせて音楽を作る合奏という活動だからこそ、一人ひとりの「上手くなりたい」というモチベーションにつながっていると感じました。

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練習の最後には「次は何の曲を練習しよう?」とおすすめの曲を出し合いながら曲選びの相談が始まりました。毎回、こうやってみんなの好きな曲を相談して練習曲を決めるそうで、今までのレパートリーは20曲ほどになるとのことです。

「Dドラファミリー」という団体名は設立当初何となく決まったそうですが、言葉ではないものを伝える音楽の力を感じるこの場は、メンバーの願い=“ドリーム”を実現する場でもあります。「20周年には、記念となる何かを企画したいですね」-2年後のその頃には、きっとみんなが集える世の中になっているはず。Dドラファミリーの夢が形となり、その演奏が聴く人の心に直接響くその日が目に浮かび、今から楽しい気持ちになります。

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Dドラファミリー(代表:丸山隆子)

活動場所:多賀町立中央公民館「多賀結いの森」

活動日:月2回程度 土日午前中

演奏の様子はYoutubeで視聴可能

https://www.youtube.com/watch?v=EFqsBt6cBt4&t=12s