【レポート】第18回滋賀県施設・学校合同企画展 第3回実行委員会を開催しました

第18回滋賀県施設・学校合同企画展(以下、ing展)の第3回実行委員会を8月10日に開催しました。今回は、展覧会場となるボーダレス・アートミュージアムNO-MAに委員が集まり、作品の展示方法等について意見を交わしました。

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はじめに、展覧会期間中に開催する関連イベントの内容について協議しました。参加する実行委員の中には、過去に何度かing展に参加したことがある委員も、今回が初めて担当になった委員もいます。以前実施してやってよかったという意見や、初めてのことで想像しづらいけれど作者のことをより深く知ってもらえるイベントがやりたいという意見がありました。他にも、制作の様子を見てほしい、作者や支援者が来場者に直接思いを届ける機会があるとよい、制作方法を追体験できるワークショップでより作品の魅力を感じてほしいなど、より深く作品の魅力や作者自身について伝えるイベントを実施したいという声が挙がりました。

本展アドバイザーの美術家・野原健司さんは、「作品だけ見て伝わらない部分をどうやって補うか。ギャラリートークはすごく貴重な機会」など、意見の出たイベントについて、それぞれの魅力を語ってくださいました。

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作品の展示方法については、2つのグループに分かれて協議しました。前回の作品実見で見つけたそれぞれの作品の魅力を最大限に伝えるには、NO-MAのどこに、どう展示するのがよいかを考えます。「作品と一緒に制作に使う道具も展示できないか」「大きい作品だからその迫力が発揮できる場所に展示したい」「壁面がいいか、台の上に平に展示するのがいいか」など、それぞれの委員が展示案や考えていることを発表しました。

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また、実際に展示予定の作品を見ながら、その魅力や展示方法について委員同士で意見を交わしました。NO-MA学芸員からは、会場の特徴や、過去の展示、具体的な展示手法の解説などがありました。野原さんからは「少しわがままでもいいので具体的にイメージしてみてほしい。手間はかかるが、例えば1/30サイズの立体模型を作って作品を置いてみるのが重要」とアドバイスをいただきました。

展覧会図録の内容についても協議し、作者紹介文の作成が始まるなど、開催に向けた準備が本格的に進み始めています。