【レポート】アイサ大学 舞台芸術コース・美術コース 権利について学ぶ

2021年12月2日、「アイサ大学 芸術支援のためのプログラム」舞台芸術コース・美術コース合同で、権利について学ぶ研修を開催しました。美術作品だけでなく、舞台作品の制作や発表においても知っておきたい「著作権」について学びました。会場はひこね市文化プラザです。

 

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前半は講師の平塚崇弁護士(北大津きぼう法律事務所)による講義です。「著作権」はよく耳にする言葉ですが、法律そのものは専門用語が多く、一般には理解しづらいものです。平塚弁護士は、著作権とはどういうものなのか、その基本や重要なポイントをわかりやすく解説してくださいました。障害のある人の作品扱う際に大切なことや、演劇作品における脚本の著作権について、コロナ禍で増えた映像配信において注意することなど、身近な具体例から学ぶことができました。

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後半は、舞台芸術コースの受講生を中心に4回の研修で学んだことを振り返りました。講師の小暮宣雄(京都橘大学名誉教授)さんは、「「アイサ大学」と銘打った連続研修は、体系的に学ぶ場づくりの第一歩になる」と今回の研修を振り返りました。

受講生のみなさんが、研修を通して印象に残ったことや、考えたことを共有するグループワークを行いました。第1〜3回の研修では対話の時間がなかったこともあり、互いの言葉に頷きあったり、誰かの思いに反応して語りたいことが溢れてきたりと話が尽きないようでした。

 

「違う立場(職業あるいは障害のある人)と接することができて視野が広がった」「障害のあるなしにかかわらず、人との対話やつながりを活動にいかしたい」など、最終回のアンケートにはたくさんの思いが綴られていました。2021年度のアイサ大学は今回で終了です。受講生のみなさんありがとうございました。

今後も芸術活動支援を学ぶ場をつくっていきますので、ぜひご参加ください。