研修レポート【活動体験】小暮宣雄さんと巡るワークショップツアー@京都市ふしみ学園

昨年、2018年11月8日(木)に開催しました「小暮宣雄さんと巡るワークショップツアー@京都市ふしみ学園」の活動体験研修レポートです。

京都市ふしみ学園は、2008年に「アトリエやっほう‼」を開設し、ほぼ毎日アート活動を行い、数多くの作品が国内外で展示されています。

まず初めに、中島支援員より「アトリエやっほぅ‼」の皆さんを紹介していただきました。どのような場所で、どのような活動をされているのか。どんな画材を使い、どんなモチーフを描かれているのか、実際に活動をされているところをひととおり見学しました。

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その後は、二つのグループに分かれて活動を体験しました。

1つ目のグループは、版画にインクを付けて刷る作業で、実際に支援員さんが行われている作業です。紙をニードルで彫って作品を作られる利用者さんがおられ、その作品にインクをのせて刷っていきます。版が紙ということもあり、1度か2度しか刷れないとあって、参加者の皆さんも少し緊張されていました。

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もう一つのグループは、利用者の方と一緒に陶芸作品を作りました。こちらは販売されているものということもあり、細やかな作業です。集中して作業に取り組まれている利用者さんもおられる一方で、製品ではない粘土活動をされている利用者さんもおられました。その活動でできたものをアレンジして製品にされることもあるなど、作業の間にもいろいろなお話を聞かせていただきました。

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休憩の後、それぞれのグループの活動を交代し、どちらも体験した後に、あらためて講師の中島支援員よりやっほぅ‼のこれまでの活動について紹介いただき、最後に、参加者の皆さんでの意見交換を行いました。

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参加者のアンケートには、
「どのような環境で作品が生まれているのか、スタッフとの関わりなども含め、現場の雰囲気を共有できて感激しました。」
「アート系の事業所だから必ずアート活動をする、ではなく、活動できない方でも、来てしゃべったりするなど、見守って、長い目で見ていくことが大切だなと感じさせられました。」
などたくさんのご意見をいただきました。

参加いただいた皆さま、ありがとうございました。