【レポート】第18回滋賀県施設・学校合同企画展 後期展示が開催中です

11月27日(土)にスタートした第18回滋賀県施設・学校合同企画展(ing展)。年末年始の休館を挟み、作品の入れ替えを行いました。2022年1月8日(土)から後期展示がスタートしています。初日に開催したギャラリートークの様子をお届けします。

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ナビゲーターはNO-MA学芸員の横井と、ing展アドバイザーの美術家・野原健司さん。作者ご本人や実行委員も数組加わり、作品について語っていただきました。来場できない方にも見ていただけるよう、ギャラリートークはオンラインでも配信しました。

1階から2階、蔵へと移動しながら、一つ一つの作品を順番に紹介していきました。野原さんや横井が作品の特徴や、印象、見どころについて語りながらゆっくりと進みます。途中、作者ご本人が作品について解説してくれる場面もありました。普段から制作のようすや、過ごし方を間近に見ている実行委員のみなさんは、作品のどこに注目してほしいか、何に興味を持っているのかなど詳しく語ってくださいました。また、実行委員として展示方法を決めていく中で、作者さんとの関わりから考えたことなども話題に上がりました。

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最後に、横井が「多種多様な作品を、みんなで協議しながら悩み抜いて作った展示空間ができあがった。作品を展示するということの幅広さを、改めて感じた」と全体を振り返りました。また、野原さんからは「作者と実行委員のみなさんの信頼関係を感じた。(協議の際に)別の展示方法の検討を勧めた箇所も、ご自身の考えを通していい展示が完成していた」と講評をいただきました。

後期展示は2月6日(日)まで開催中です。出展作品の制作を追体験できる常設ワークショップも2階で実施していますので、ぜひお越しください。

 

第18回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~
会場:ボーダレス・アート・ミュージアムNO-MA
後期:2022年(令和4年)1月8日(土)~ 2月6日(日)
https://www.no-ma.jp/?p=23241