【レポート】芸術文化活動支援プログラム「作品の魅力を生かす展示とは」 第2回 展覧会の広報や作品の展示方法について考える

第2回の研修では「展覧会の広報や作品の展示方法について考える」をテーマに講義を受け、作品の展示方法の検討を行いました。

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今回はグラフィックデザイナーの有佐祐樹さんを講師に招き、まず、展覧会の広報デザインを決めるにあたって必要なプロセスを学びました。その後、デザイナーと実際に話し合う中で、今回の展覧会のイメージやどのようなチラシにしたいかを伝えました。展覧会のイメージを伝えるという難しい内容でしたが、展示のイメージについて「あたたかい」「つめたい」「やわらかい」「かたい」と4つのイメージに分けて話し合いを通して、イメージを固めていくことができました。

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その後、NO-MAのミニチュアを用いて、作品の展示方法についてNO-MA学芸員横井より、レクチャーを受けながら検討しました。
一つひとつの作品の展示方法について「作品の置き方でどのような印象を与えるか」「インパクトを与えたいからここに作品を置くのはどう?」と様々な意見が飛び交い、盛り上がりました。展示と一言で言っても、額に入れて展示する方法やアクリルに挟み展示する方法、壁に掛ける方法など様々な展示方法がある中、一つひとつの作品の魅力を生かす展示について考えました。

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研修の最後には、完成した2つのチラシデザインからどちらのデザインにするか協議しました。1人ずつ良いと思ったデザイン、良いと思った点について発表しました。どちらのデザインも研修の前半で伝えたイメージに合ったものだったので、みなさん悩まれていましたが、話し合い決定しました。